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【売れたいバンドマン必見!】注目のバンド『パスピエ』から、現代音楽の真髄を探る

2015/11/23

音楽シーンは他の創作に比べて、流行の移り変わりがはっきりしているような気がする。それは恐らく、ニコニコ動画やyoutubeなどの動画配信サイトの発達。加えて、iTunesなどを利用して、ダウンロード形式で音楽を視聴する人が増えていることが大きく影響しているのではないか。つまり、アンダーグラウンドミュージックと呼ばれていたバンドたちが様々な形で世に出やすくなったのだ。そこで今回は、筆者が特に注目しているバンド『パスピエ』に着目してみようと思う。恐らく、音楽性に迷っているバンドマンの参考になるだろう。

 

出尽くしたかに思われた「歌声での個性」

初めて聴いたパスピエの曲は「脳内戦争」という曲だった。なんだか相対性理論を彷彿とさせるなあと思いつつ、騙されたと思って聴いたところ、これは確かに話題になる!と妙に確信したものだった。サウンドはごく一般的なバンドサウンド。そこで圧倒的に目立つのがボーカルの歌声だ。加工しているのでは、と疑ってしまうほど、個性的なハイトーンボイス。それでいて機械的ではない肉感的な表現力は、まさにこの時代が生み出した良い意味での「個性ある歌声」だった。

 

現代の流行と音楽を融合させろ

音楽の楽しみ方がオンライン性に富んだものになってきているのは、読者の皆さんも感じているところではあると思う。以前のように、ライブハウスに出向いたり、ラジオを聴いたりして目当てのバンドを見つけるような人たちは間違いなく減ってきている。デビュー以前、バスピエは下北を拠点にライブ活動を精力的に行っていたが、現在の彼女らを見る限り、下北オシャレ系バンドとはうってかわって「味の濃い現代的なバンド」という印象だ。全作曲を手掛け、キーボードを担当している成田はこう発言している。

印象派のアプローチと、ニュー・ウェーブやテクノポップといった現代音楽を上手に融合させる

音楽性だけでなく、現代にマッチしたプロモーションにも成功した彼らは、流行に流されず流行に乗っている、といった表現がふさわしいのではないか。

 

今、売れないバンドマンは何を意識するべきか

今は自分のバンドを自分でプロモーションする時代がきているのではないかと思う。神聖かまってちゃんはニコニコ生放送を定期的に行うなど、ユーザーと近い目線での対話をしていた。今ではソーシャルメディアを上手く活用したり、動画サイトに音楽を投稿するなど、やり方はいくらでもある。それも、ほとんどが低コストで時間も労力も必要としない。自分の音楽には自信がある、だけれど売れない。そう思ったらまず、プロモーションの仕方を変えてみるべきだ。ライブを数こなすだけでは、固定ファンにとっては喜ばしいことでも売れるという点においては遠回りではないかと思う。自分がこだわっている部分は売れることに直結しているのか。その点を再確認してみよう。バンドマンにとって、多くの人に曲や演奏を聴いてもらうことはきっと至福になっていくはずだ。

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