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イラストレーター『左』氏から学ぶ、「萌え」からの逸脱と今のトレンド

2015/11/16

今回取り上げるのは、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』、『ささみさん@がんばらない』などの表紙、挿絵で知られるイラストレーターの左(ひだり)氏だ。彼のイラストの魅力とその秘訣とは一体どのような点にあるのだろうか。そして、そこから学べることとは——

 

得意ジャンルを身につけろ

これからの方向性について質問を受けた際に、左氏はこう答えている。

意識的に「萌え」っぽい作品を多くやることで、自分で「そんなに萌えに偏って描いてないし」という言い訳ができない状況を作るようにしていたので、今後は、自分本来の得意分野だと思う、シリアスものをやってみたいですね。それがミステリーでも、壮絶な物語でも、ニッコリ笑っている可愛い女の子よりも、何かに囚われているような表情の方が魅力的に描けるんじゃないかと思っています。

全てのイラストレーターが『どれだけ萌える絵を描けるか』で勝負をしてしまえば、きっとイラストの世界のアイデアは枯渇してしまう。キャラクターなどの絵を描く上で、たしかに大きく求められる要素ではあるが、個性を競うべきポイントは『萌え』や『可愛い』などから別ベクトルへと以降しつつあるのではないか。これからイラストレーターとして競争力を高めていきたいという人は、自分のイラストの個性を多角的に模索してみることをおすすめする。

 

ニコニコ界隈のトレンドに注目せよ

左氏は、VOCALOIDアルバム『初音ミクの消失』のジャケットイラストを担当したことでも広く知られている。ボーカロイドのイラストに挑戦しているアマチュアは非常に多い。ニコニコ静画やpixivを見てみれば、その全体的なレベルは決して低くないことがわかる。そういった人たちを牽引する存在という意味でも左氏の影響力は大きいだろう。イラストレーターとしてぐっと名を上げたい、多くの人と知り合いたい、と思っている人はボーカロイドやニコニコ界隈のトレンドに注目しておくことをおすすめする。どういう絵が求められているか、という点だけでなく、何に対する絵が求められているか、を把握しておくだけで成果を上げやすくなることは間違いない。その際に、抜群の表現力と萌えに偏らない個性を持ったイラストレーター左氏の作品は大いに参考になるはずだ。

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